税金 tax money 2004 1 5

 税務担当者に話を聞くと、
税金は、取りやすいところから取ると、よく言います。
 不良債権処理も、同じでしょう。
不良債権処理は、「取りやすいところから取った」ということでしょう。
お陰で、日本の伝統的な中小企業は、崩壊しつつあるのでしょう。
 銀行の経営者は、不良債権処理は、峠を越したと、毎年、言いますが、
確かに、数の上では、峠を越しました。
しかし、実質的に「取りやすいところから取った」という形ですので、
質の面では、峠を越したと言えるか疑問があります。
 金融担当大臣も、アメリカ政府も、不良債権処理を早急に進めるべきだと言っていますが、
不良債権と言っても、あまりに抽象的な表現でしょう。
不良債権にも、いろいろあるでしょう。
このような抽象的な表現をするから、日本の伝統的な中小企業が被害を受けたのでしょう。
 日経平均株価は、昨年末、いろいろな不安材料が出たにもかかわらず、
安定していた。
よく言えば、地力がついてきた。
悪く言えば、あまりに不安材料が次から次へと出るので、
投資家が、不安材料に対して、不感症になってしまった。



































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